気持玉(1)
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佐藤友枝(2015-)P10/過日、先生と探訪した宍塚大池の取材写真から早速描きました。辺り一面、夏緑の木の間からこぼれる木洩れ日の森です。グァッシュで修正方法を学びました。【講評】雑然としたモチーフでしたが森の雰囲気がよく伝わります。
米本寛志(2012-)A2変形/コロナ対策で stay home となってから毎朝、荒川土手を2時間歩いています。この風景は河上に6kmほど歩いた鹿浜橋から川口方面を望んだものです。後日、潮汐を調べると梅雨期に朝日と満潮が揃う川辺の光景に出会えるのは希な事と分かりました。【講評】梅雨の季節とは思えない程の爽やかな朝の気配ですね。静謐…
山崎典子(2019-)F6/輝きを出す技法は後ほど必ず試したいと思います。ヤカンに映り込んでいる青空や太陽の光をきちんと描く事で、ヤカンの存在感が増すのですね。観察する絵と対話する事の大切さを学びました。【講評】課題のテーマである金属感の表現がきちんと出来ました。
増本成己(2017-)A3色鉛筆/ランプの明かりで映し出された印象的な情景が目に浮かび、思い出を絵にしました。ランプの部屋と斜光を取り入れた風景を組み合わせ、光の方向と強弱、色彩の変化を想像しながら描き進めました。
三木裕子(2018-)F6/美しい羽を持つこの小さい鳥に魅せられて、ようやく沼の木に止まったところを一枚。楽しい時間でした。【講評】俊敏に一直線に飛んで行くこの鳥は如何にも一本気な気性かと思わせる様な雰囲気がありますね。
長谷川博紀-5(2018-)P10/大光院は別名「子育て呑竜」と呼ばれている。昔と変わらぬ呑竜様に来ると境内で遊ぶ孫の姿に、今は親となった幼い頃の子供の姿が重なり時の流れを感じます。【講評】どっしりとした構えの風情が落ち着いた雰囲気になっています。
長谷川博紀-3(2018-)F6/上野は動物園や美術館の他に歴史に残る建物も多く、上野東照宮の五重塔は寛永8年創建した由緒ある建物です。今年の正月に小学4年生の孫と二人で行きました。【講評】実にスックと立っていて安定感があります。
野口洋子(2011-)P10/今年は中共コロナで自粛の春を強いられ、心がしずみがちでしたが庭の花はいつものように咲いて心を和ませてくれました。【講評】どんな時でも心に花を咲かせていられれば最高の人生ですね。
田村一磨(2008-)P12/雲、雪、川と水分たっぷりの風景です。その湿潤な空気が美味しい水を豊富に湧き上がらせて、美味しいお米、お酒が造られます。【講評】「水分たっぷりの風景」と言う表現はなかなか新鮮です。水分がおいしいお米とお酒に繋がるのは素晴らしい豊かさです。
鈴木道郞(2016-)F8/徳川家光の時代、馬に乗ってこの階段を上り下りした武士が、その後出世した為「出世の石段」と呼ばれる様になったと言う。緑陰の風が心地良い日でした。【講評】日々、私達は人生の階段を上り続けています。
坂下克也(2019-)F6/子供が我が家から巣立っていきました。新しい街でどんな風景を見ているのか,そんな事等を思い巡らしていました。【講評】橋は異界を繋ぐものの象徴的な意味があります。新しい世界に巣立って行ったお子さんの姿を眺めている作者の立ち位置そのものが描かれています。
6月29日、事前の予報はこの日だけ雨でしたが、当日はこの日だけ晴れに変わり前後が雨に逆転しました。当初、4〜5人のつもりでしたが15人くらい集まり大盛況でした。全員長靴を履いて藪とぬかるみ対策を整えてスタートです。道は人一人が通れる程の狭い道なのでひしめき合いながら次々とビューポイントを辿ります。この季節は藪草が生い茂って視界も悪く…